エデンとまでは言わないけれど、布団の中のような、安心して眠れるような場所に行きたかった。そんな場所が欲しかった。そんな場所を望んでいた。

 

でもね、いつまでも寝ていると、目覚まし時計が鳴って、布団は引き剥がされて、叩き起こされて、居たい場所は、行くべき場所ではなくて。

 

新しい場所を、新しい寝床に仕上げられるかは自分次第だけど、同じ枕は、もう使えないかもしれない。

 

そんなことが、寝床を出て行くときには惜しくなってしまうから。

 

いつの間にか、布団よりも枕が大事になっているなんて、不思議な話だけれども。

 

それでも、貴方は大切な、かけがえの無い友人だから。

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